Feb 3, 2018

バリ島建築旅行1

先月1月21日から26日までバリ島へ建築資材の買い付けに行ってきました。豊かな石材やチーク材に代表される木材などに恵まれるバリ島。昔からそれらを加工する技術も優秀で工芸の島とも言われています。今回、住宅の床材や壁材に使う石材などを求めに6日間の旅へ出かけた。

バリはちょうど雨季。日本の梅雨と違って激しくスコールがあってさっと晴れる感じで気温25℃から30℃。日本との気温差に体がついていけるか心配でしたが何とか6日間を乗り切りました。

最初に泊まったホテルの朝食風景。バリは屋外と室内の境に扉(サッシ)はほとんどなく内外が続いていて気持ちがいい。意外とハエや虫もほとんど気にならない。観光の島だけあっていろいろな人種が。木材や照明の使い方がさりげなくデザインされている。これで朝食付き1泊3000円とは驚き!

最近オープンした「ポテトヘッドビーチ」そばに建つインドネシア料理レストラン。雨季にもかかわらず気持ちよく晴れた空と海の色はさすがにバリ。心地よい風が吹き抜けるオープンエアー設計で全く暑さを感じさせない。もちろんエアコンなどない。

ランチに寄ったステーキ屋さんのお手洗い。きちんとしつらえされたコーディネートに思わずパチリ!

2泊目、3泊目に泊まった海辺のホテル。バリのホテルはプールは必須。雨季とあって夕陽は曇り気味。

Nov 17, 2017

金沢記録

前の投稿に書きましたが、先月金沢に行ってきました。

夜間作業の現場監理だったので、昼間は少し時間をもらって街を散策してきました。

 

金沢21世紀美術館。もはや金沢の顔とも言えるのではないでしょうか?平日の昼間でしたが、修学旅行生や海外の方など多くの人でにぎわっていました。

シンプルな操作で多様な展示やイベントに対応できるプランの明快さと、それを支える繊細なディテールの積み重ねは圧巻です。

 

有名なプールの展示。

企画展でヨーガンレールの作品展がやってました。ぶらさがっているのは、海岸であつめた網やペットボトルの蓋・プラスチックの容器などの廃材を使った照明。

 

「鈴木大拙館」。金沢出身の哲学者鈴木大拙の小さな博物館。谷口吉生の設計。
小さな建物ですが、すばらしい建築でした。

 

お昼は金沢カレー。

東茶屋街。

近江市場。

海鮮丼と白身の王様「のどぐろ」のにぎり。大変美味しゅうございました。

 

 

学生以来10年ぶりの金沢でした。コンパクトに文化施設やおしゃれなお店がまとまっていて、改めて文化レベルの高い街だなと感じました。

鹿児島からは遠いですが、機会があればまた行きたいものです。

Nov 17, 2017

玖子貴 金沢名鉄エムザ店

先月、金沢に弊社が設計したさつま揚げのお店「玖子貴 金沢名鉄エムザ店」がオープンしました。

玖子貴は、鹿児島から東京や福岡など国内だけでなく、上海や香港など世界に展開するさつま揚げのお店です。

工夫を凝らしたメニューはさつま揚げの常識が覆るおいしさです。本店は鹿児島中央駅にありますので、みなさまも是非!

玖子貴HP http://qjiki.jp/

 

今回は北陸第1号ということで、金沢の名鉄エムザという老舗のデパートの地下1階に出店です。

バリ産の石やランプ、飾りの扉、ステンドグラスといった味のある材料に、銅の天板の組み合わせです。

写真は完成直後の営業時間外のものなので、お客さんがいませんが、オープンから1ヶ月でなかなか盛況のようです。

 

Oct 17, 2017

鹿児島中央駅前「さこだ歯科医院」移転工事

 鹿児島中央駅前の一番街再開発計画に伴う「さこだ歯科医院」様の移転工事の設計監理をさせていただきました。もともとあった場所から一つ隣のベル通りに面した飲食店だった3階建てのビルを大リノベーション。1階から3階までの県内最大規模の大型歯科医院として先月末にオープンいたしました。 

さこだ歯科医院HP http://www.sakoda-dc.com/

リノベーション前は飲食店でした。

「さこだ歯科医院」様のイメージカラーであるオレンジを大胆に使って外観を構成。リノベーション前とは全く違ったイメージの建物となりました。

 

通りに面した待合室と受付。天井まで壁を立ち上げずに奥まで目線が通る事によって限られた面積がより広く感じるように計画。受付右側の小部屋はカウンセリングルーム。受付カウンターの壁はガラスモザイクタイル。そのタイルの下には鏡を張ってカウンターが浮いたように演出。

診察室はブラックチェリー色をメインにして診察台を仕切るパーティションに一部鏡を使ってより広がり感を演出しています。天井は患者様が見上げてもまぶしくないように間接照明としています。        小森昌章

 

Aug 22, 2017

7月東京散歩その2

汐留のパナソニックミュージアムにてプロダクトデザイナーの「深澤直人展」見学、初の個展とは意外。MUJIやパナソニックの照明器具、椅子、机、浴槽など住宅の中で普通に使われるものをデザインしている。その安定した飽きの来ないデザインは本人曰く「究極の普通を目指す」計算されつくした形。気負いなく使えるデザインは住宅のインテリアとしてもありがたい。10月1日まで開催中。

次は建物ではないが「アートアクアリウム2017江戸金魚の涼」なるイベント。COREDO室町にて9月24日まで開催。金魚と朝顔は江戸時代に大流行。マニアック日本人らしく多彩な種類を作りだしてはその微妙な差異を珍重してきた。現代の日本人のこだわり文化は江戸時代に形づくられたと言っても過言ではない!会場は浴衣姿の若い女性で行列ができていましたがひと時の涼しさを味わってきました。

最後は以前から行きたかった「箱根ポーラ美術館」設計:日建設計、施工:竹中工務店のゴールデンコンビ、2002年に開館。西洋印象派以降の絵画作品を中心としたコレクション。箱根の深い森に囲まれたエントランスの吹き抜け空間がアートとの出会いをドラマチックに演出、気分を高揚させてくれる。それにしてもエスカレーターに導かれて地下の受付まで行くこの美術館最大の建築的見せ場は高さと広さのバランス、目線のレベルによる変化、深い森と対比するような透明感のある素材の使い方など、実に秀逸。建築の美しさを堪能させてくれました。  小森

 

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