Dec 17, 2020

リフォーム完成「ゲストを招待できる・ミニコンサートもできるように」

 鹿児島市内でのリフォーム例です。築30年の木造住宅の1階をリフォーム。

ピアノ教室に使われていたスペースをゲストルームに、できればミニコンサートもできるように

というご希望でした。

まず前庭が生かされていなかったので庭側の窓をすべて取替えて床からの窓に。庭との一体感を。

正面壁に中心性を持たせるために両サイドをタイル張り、中央はスクリーン代わりになるように

白い壁にして間接照明で演出。

天井も一部くりぬいて間接照明とシャンデリアを設けました。インテリア素材や家具を

吟味しながらクラシックとモダンを微妙に合わせています。

                  

                  リフォーム前

                  

                  リフォーム後 

                  外観は変えずにオーダーのロートアイアン

                  門扉とポストを取付ました。京都のアイアン専門の会社

                  に依頼。正面の立派な顔となりました。

                  

                  リフォーム前

                  

                  リフォーム後

                  ピアノ室の防音のための引戸を撤去してワンルームに。

                  床はへリンボン張りのフローリング。正面壁の両サイド

                  には大理石柄のタイル、中央の壁はスクリーンにも

                  使える白い壁に間接照明を仕込んでいます。

                  天井もくりぬいて間接照明とシャンデリアを。

                  

                  リフォーム前

                  

                  リフォーム後

                  家具を造り付にして食器などを飾れるように。

                  

                  リフォーム前

                  

                  リフォーム後

                  グランドピアノ後ろの壁は全面に濃茶の板張り。

                  

                  リフォーム前

                  

                  リフォーム後

                  窓も大きくして庭が眺められるように。

 

今回のリフォームも生活をされながらの仕事でお施主様もいろいろな職人さんが入れ替わり

立ち代わりで大変だったと思いますが、日々変わっていく我が家を楽しんでおられるご様子でした。

建設会社にも細かく対応していただき無事に完成することができました。ありがとうございました。

                                    小森昌章

                  

Dec 16, 2020

保育園に半屋外遊び場をつくりました!

 昨年設計させていただいた伊佐市の「本城保育園」に鹿児島県産材杉の木を使った半屋外遊び場が

完成しました。屋根には樹脂製波板を使ったので光を通して、曇りの日でも外と同じ明るさです。

既存の園舎の前に建てたのですが園舎の明るさも問題ありませんでした。早速遊んでいる子供たち

を見てやはり気持ちのいいところは無意識のうちに感覚でわかるんだなあと感心しました。

子供たちが楽しんで使ってくれることが設計者としての何よりの喜びです。     小森昌章

              

              50cmごとに柱を立て、子供たちはどこからでも出入り

              できるが、大人は入りにくいようにして自分たちの領域

              を設計した。

              

              格子部分が横揺れ防止とアクセントを兼ねている。

              形は切妻でシンプル。天井には豊富に県産材杉を使って

              木材に囲まれた安心感のある遊び場としています。

Jul 13, 2020

「しょうぶ学園」にて打合せ

梅雨の晴れ間に「しょうぶ学園」(https://www.shobu.jp/taiyokai.html)での打合せ。

学園内に新たにグループホームを建築予定。

新型コロナウィルスのために、パスタ屋さん、そば屋さんはお休みですが、

新緑が気持ちよく出迎えてくれました。

コロナ禍にあっても静かなたたずまいを感じる空間です。

                 

                 学園の入口。木漏れ日が心地よい。

                 右側に見えるのが9年前に設計したそば屋「凡太」

                 

                 中央の広場。大きな公園のようです。奥に見えるのが

                 地域交流スペース「オムニハウス」10年前に設計。

                 

                 昨年完成した「アムアの森」(他社設計)

                 

                 

                                  

Feb 10, 2020

一足早い春

小森設計事務所の小さな庭にも春が来た!!黄色いミモザの花が満開。いつもより2週間ほど早い満開、暖冬の影響でしょう。ヨーロッパでは3月8日の「女性の日」に男性から女性にこの花をプレゼントする習慣があるそうです。

以前、この時期にイタリアを旅行した時に現地の女性ガイドさんにプレゼントしたらたいへん喜んでくれたことを思い出します。来週末頃までが見頃。鴨池1丁目界隈を通られる方は是非お寄りください。

                 

                 

                 

Jul 26, 2019

東京建築記 2019/7

「国立競技場」

オリンピック開会式のちょうど一年前(7月24日)に国立競技場に行ってきました。いわずと知れた隈研吾氏の設計。日本各県の代表的な木材を使ったり自然の風が通る設計にしたり、各階に植栽を設けたりなど日本の自然を表現したつくりが海外の注目を集めています。すでに工事は終盤、各階の植栽も終わり最終調整中。IOCのバッハ会長も「これまでのオリンピックで一番準備が進んでいる!」とびっくり!着工前の紆余曲折がありながらもさすがJAPANチームです。

               

                  

               

「旧前田家本邸」

目黒区立駒場公園内にある旧前田家本邸。加賀藩16代当主前田利為侯爵の住まいとして昭和5年に完成した洋館と和館。住宅として使いながら迎賓館的役割もあって皇室の方々も訪れたようです。戦後はGHQに接収され紆余曲折の歴史を経ながら昨年、新築当時の姿に完全復元されました。贅を尽くしたカーテンや壁紙(ウイリアムモリス作)、当時英国に特注した家紋入り銀食器や家具などもガイド付き無料で見学できます。昭和初期日本の内装技術の最高峰がここにあります。機会があれば是非訪れてください。

                  

                  

                  

                  

                  

               

                          和館

               

               

               

                  

「日本民芸館」

前田家本邸から歩いて5分の所にあるのが日本民芸館。柳宗悦が提唱した民衆的工芸。日常的に使う物の中に美を見出すもの。そういった趣旨で集められた陶器や染物・織物など美しい「日用品」が収集されている。古い建物だが中は若い見学者が多かったのが印象的。外観はどっしりとした構えと大谷石に施された漆喰なまこ壁風の目地が特徴的でした。

               

                  

                  

 

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