May 13, 2008

窓(ウィンドー)と窓(間戸)の違いは?

ウィンドウは窓のこと、誰でも知ってる。しかしこの二つの言葉は今は同じ意味でも語源はまったく違う。ウィンドウはWIND(風)とオウ(穴)が組み合わさった言葉。つまり風穴のこと。
西洋の建築では内と外を明確に区別(外的から守る意味もあって)
する壁がまず存在して、風や外の情報を取るために最小限の穴を開けたものが風穴、つまりウィンドウのこと。かたや日本の窓の語源は間戸。戸と戸の間は全て開口部。つまり日本の建築にはもともと壁というものが存在しない。それもそのはず、日本には素晴らしくて美しい四季がある。古来その美しい四季を住まいにうまく取り入れながら詩歌に詠み、歳時記として愛でてきた。
月明かりを白い砂やつややかな竹に反射させて取り込んだり、わずかなスペースを大宇宙に見立てた坪庭を造ったりと素晴らしい感性で楽しんできた。元来日本建築では外部と内部は一体だったのだ。最近の住宅を見てみると高気密や高断熱をあまりにも重要視するために窓ではなくウィンドウしかない家が多い。大きな窓をつけて美しい四季を取り入れ、先人にならって楽しみたいものです。

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May 13, 2008

1日で気持良くリフォームできる部屋って?

和室は合理的。座卓を出せば食堂、布団を敷けば寝室、座布団を出せば客間。
フレキシブルに使える便利な部屋。さらに一日でリフォームもできる。
畳の表替え、障子の張替え、ふすまの張替えをすれば気持ちも一新。一昔前の年の瀬にはどこでも見られた風景。寒い中よく障子の張替えを手伝わされたものだ。気持ちも新たに新年を迎える。一番簡単なリフォーム。

日本人は昔からECOだったんですね。

日本家屋 一日でリフォーム

Dec 25, 2007

インテリアは色の組み合わせだけ?日本人が持つ素材感。

古民家が見直されている。京都あたりの古い町屋をリフォームしてギャラリーにしたり喫茶店にしたり住まいにしたり、特に若い人たちに人気だ。昔からの材料で昔からの工法で作られた町屋。黒光りする大きな梁や柱、ざらざらした土壁、使い込まれた古い建具など、本来日本人がもっている遺伝子とも言うべきものに働きかけてほっとする安心感があるのでしょう。我々はインテリアというと色の組み合わせをまず第一に考えるのだが、そういった古い民家や町屋に華やかな色が存在するのでしょうか?畳の肌触りや土壁の質感・柱の感触など元来日本人は色よりも質感(テクスチャー)を優先してインテリアを決めてきた。

我々には西洋の人々にはわからない優れた肌感触で住まいを作ってきたのだ。もう一度原点に戻って肌感触で作る住まいを楽しんでみましょう。

■ 春日町の家■
土塗壁と天井の梁・和紙の壁でつくられた和のインテリア
春日町の家

Dec 23, 2007

傷がつけばつくほど思い出が増える材料とは?

インテリアの材料として重要な床材。最近は掃除が容易なこともあってフローリングがよく使われる。壁や天井は直接、体に触れることは少ないが、床はそういうわけにはいかない。そこで暮らす限りいつも体に触れている。しかも一番敏感な足の裏で。

「反りや狂いが少ない」「ギィーギィーという床鳴りが少ない」などの理由で合板のフローリングが全盛だ。(作り手側がアフターサービスの手間を減らすためという理由も大きいのだが)合板のフローリングとは15mmほどのベニヤ板に0.5mm程度の本物の木が張りつけてあるものだ。
それに対して無垢材のフローリング材は当たり前のことだが15mm全部が本物の木でできている。木が呼吸しているので室内の湿気を吸ってくれたり乾燥しているときは自分の湿気を放出してくれたりするので梅雨時でも床がべたべたしない。ただその分少し隙間ができたり天気しだいで床鳴りしたりするときもある。

■ 谷山中央の家■
無垢の杉フローリングを使った玄関 正面はウルシを塗った和紙を張った壁
谷山中央の家

両者は新築のとき、その差はわかりにくいが5年、10年と使っていくとだんだんと差が歴然となって現れてくる。合板フローリングは完成時が100%で傷が入ると下地のベニヤが出てきたりと、だんだんとみすぼらしくなっていくが(なんといってもきれいな部分は表面の0.5mmだけなのですから)無垢材のフローリングは傷は傷なりに味わいが増していく。10年使えば10年の味、20年使えば20年の味わいとなってくる。昔の小学校の木製の机と同じで、ひとつひとつの傷が家族の思い出になっていく。

子供の成長と共にひとつの傷が思い出になっていくなんてなんと素晴らしい材料でしょう。ちなみに標準的な家で合板床と無垢材の床との差額は丸ごと全て無垢材にしても\25万程度です。さてあなたはどちらをチョイス?

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