Dec 25, 2007

インテリアは色の組み合わせだけ?日本人が持つ素材感。

古民家が見直されている。京都あたりの古い町屋をリフォームしてギャラリーにしたり喫茶店にしたり住まいにしたり、特に若い人たちに人気だ。昔からの材料で昔からの工法で作られた町屋。黒光りする大きな梁や柱、ざらざらした土壁、使い込まれた古い建具など、本来日本人がもっている遺伝子とも言うべきものに働きかけてほっとする安心感があるのでしょう。我々はインテリアというと色の組み合わせをまず第一に考えるのだが、そういった古い民家や町屋に華やかな色が存在するのでしょうか?畳の肌触りや土壁の質感・柱の感触など元来日本人は色よりも質感(テクスチャー)を優先してインテリアを決めてきた。

我々には西洋の人々にはわからない優れた肌感触で住まいを作ってきたのだ。もう一度原点に戻って肌感触で作る住まいを楽しんでみましょう。

■ 春日町の家■
土塗壁と天井の梁・和紙の壁でつくられた和のインテリア
春日町の家