Feb 8, 2016

ノムリエ日記3

こんにちは、尊敬する人は「吉田類」の、ノムリエこと山下です。

今週は先日入手しました、ドメーヌ・ド・ラ・ボングランのヴィレクレッセ2007のご紹介です。産地はブルゴーニュのマコネの白ワインです。ドメーヌの評価は、このAOCではトップのドメーヌで、ロバートパーカーも五つ星の生産者に挙げるほどのドメーヌです。また、特徴的であるのは、辛口の白ワインでありながら、一部貴腐葡萄をブレンドしているということです。さらにもう一点、ここのドメーヌは瓶詰後もワインを瓶熟成させて、数年保管した後に、飲み頃になってきてから市場に出荷する方法をとっています。つまり常にドメーヌ蔵出しのコンディションの良いワインが楽しめるというわけです。テイスティングの感想は、色は非常に濃いゴールド色。香りは非常に芳醇で、蜜のような香りと貴腐のニュアンスがあります。とても凝縮感があり、どっしりとしたコクも感じられます。アルコール度が高いためしっかりとしたボリューム感もあり、余韻は長いです。私の中では白ワインでベスト3に入れたいワインの一つです。いつか居酒屋探訪ならぬ、ワイナリー探訪を「吉田類」さんのように酔っ払いながらしてみたいと思う今日この頃のノムリエなのでした。

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